誰に・何を・どう伝えるか
広告を作るとき、いきなりデザインや媒体から考えていませんか。広告の中身は、誰に、何を、どう伝えるかの3つの問いで決まります。このページでは、前半で誰にと何をの決め方を、後半でどう伝えるか、つまり媒体と表現の選び方をご紹介します。
動画で要点をご紹介しています。音が出せない環境では、字幕をオンにしてご覧ください。くわしい内容は、このページの文章でご確認いただけます。
広告の中身は、3つの問いで決まる
広告の中身は、3つの問いで決まります。誰に伝えるか。何を伝えるか。そして、どう伝えるかです。大切なのは、この順番です。誰に伝えるかが決まらないと、その人に響くことも、その人が見ている媒体も、決められません。
| 誰に | 届けたい人。年齢や地域、困っていること |
|---|---|
| 何を | その人にとっての価値。選ばれる理由 |
| どう | どの媒体で、どんな言葉と見た目で伝えるか |
順番が大切。誰にが決まらないと、何をもどうも決まらない
みんなに向けた広告は、誰にも届きにくい
よくある失敗は、みんなに向けて広告を作ってしまうことです。たくさんの人に見てほしいと思うほど、あれもこれも載せたくなり、言葉も一般的になります。その結果、誰の心にも残らない広告になりがちです。届けたい人が決まっていると、その人の悩みに合わせて言葉を選べます。見た人に、自分のことだ、と気づいてもらいやすくなります。
| 誰にが、あいまい | 誰にが、決まっている |
|---|---|
| みんなに向けて、何でも載せる | その人の悩みに合わせて、言葉を選ぶ |
| 言葉が一般的になる | 載せることをしぼれる |
| 誰の心にも残らない | 自分のことだ、と気づいてもらえる |
届けたい人を決める手がかり
誰に、を決めるときの手がかりは3つです。1つ目は、今の良いお客様です。どんな人が、なぜ選んでくれたのかを振り返ります。2つ目は、これから増やしたいお客様です。
3つ目は、決める人と使う人の違いです。たとえば介護のサービスでは、使う本人よりも、家族が選ぶことがよくあります。
| 今の良いお客様 | どんな人が、なぜ選んでくれたのか |
|---|---|
| 増やしたいお客様 | これから来てほしいのは、どんな人か |
| 決める人と使う人 | 介護なら家族、求人なら家族の意見も影響する |
伝えることを、一つにしぼる
次に、何を伝えるかです。まず、ほかと比べて選ばれている点を、思いつくだけ書き出します。次に、それをお客様の言葉に直します。機能や設備の説明ではなく、お客様が得られることとして書くのがコツです。
最後に、届けたい人にいちばん響くものを、一つにしぼります。広告で一度に伝えられることは、多くありません。
- 強みを書き出すほかと比べて選ばれている点を、思いつくだけ挙げる
- お客様の言葉に直す機能ではなく、お客様が得られることとして書く
- 一つにしぼる届けたい人に、いちばん響くものを選ぶ
前半の要点
- 広告の中身は、誰に、何を、どう伝えるかで決まる
- 誰にを先に決める。今の良いお客様が手がかり
- 何をは、お客様の言葉にして一つにしぼる
動画で要点をご紹介しています。音が出せない環境では、字幕をオンにしてご覧ください。くわしい内容は、このページの文章でご確認いただけます。
どう伝えるかは、2つに分かれる
どう伝えるかは、2つに分かれます。1つは、媒体です。どこで届けるかを決めます。届けたい人が、ふだん見ている場所を選ぶのが基本です。もう1つは、表現です。どんな言葉と見た目で伝えるかを決めます。
| 媒体 | どこで届けるか。届けたい人が、ふだん見ている場所 |
|---|---|
| 表現 | どんな言葉と見た目で伝えるか。その人に伝わる見せ方 |
同じ商品でも、届けたい人で変わる
例で考えてみましょう。地域の年配の方に届けたいなら、自治体の広報誌や新聞の折込が合います。文字を大きくし、電話で申し込めるようにします。子育て中の方なら、SNSや地域の情報サイトが向いています。写真で雰囲気を伝え、スマートフォンから申し込めるようにします。
会社の担当者に届けたいなら、検索広告や業界の媒体です。実績や比べやすい情報を載せます。
| 地域の年配の方 | 広報誌や新聞折込。大きな文字と、電話での申込み |
|---|---|
| 子育て中の方 | SNSや地域の情報サイト。写真と、スマホから申し込める案内 |
| 会社の担当者 | 検索広告や業界の媒体。実績と、比べやすい情報 |
媒体と表現は、届けたい人の暮らしから決まる
3つの問いが、ずれていないか
ここで大切なのは、3つの問いがずれていないかです。たとえば、年配の方向けの商品を、若い人がよく見るSNSだけで出していないでしょうか。デザインや言葉がどれだけ良くても、届けたい人がいない場所では、見てもらえません。誰に、何を、どう、がそろっているかを確かめましょう。
ずれると、良い広告でも届かない
年配の方向けの商品をSNSだけで出す。若い人向けの言葉を広報誌に載せる。誰に、何を、どうがそろっているかを確かめる
後半の要点
- どう伝えるかは、媒体と表現の2つ
- 媒体は、届けたい人がふだん見ている場所から選ぶ
- 誰に、何を、どうがそろっているかを確かめる
3つの問いを書き出してみましょう
次の広告を作る前に、紙に3行で書き出してみてください。
誰に:どんな人の、どんな悩みに届けたいか。何を:その人にとって、いちばんうれしいことは何か。どう:その人は、ふだん何を見ているか。
3行が書けたら、広告の中身の土台はできています。くわしくは、届けたい人の決め方と選ばれる理由の見つけ方もご覧ください。
よくある質問
届けたい人をしぼると、ほかのお客様が来なくなりませんか。
しぼった人以外が来なくなるわけではありません。むしろ、具体的な人に向けた広告のほうが印象に残りやすく、近い悩みを持つ人にも届きやすくなります。
伝えたいことが多くて、一つにしぼれません。
広告では、いちばん伝えたいことを大きく、ほかのことは小さく、と強弱をつけるのが基本です。くわしい情報は、ホームページなどで確かめてもらう形にすると、広告がすっきりします。
目的とご予算を伺い、媒体選びからデザイン、効果の確かめ方までご提案します。今の広告物の無料簡易診断も承ります。
