媒体ごとのデザインのちがい
同じ広告の内容でも、載せる媒体によって、見る距離や時間、大きさが違います。一つのデザインをそのまま使い回すと、伝わりにくくなることがあります。このページでは、媒体ごとのデザインの考え方と、印刷物の入稿で確かめたい基本をご紹介します。
動画で要点をご紹介しています。音が出せない環境では、字幕をオンにしてご覧ください。くわしい内容は、このページの文章でご確認いただけます。
見られ方を決める3つのこと
媒体の見られ方は、3つのことで決まります。手元で見るのか、離れたところから見るのか、という見る距離。じっくり読むのか、一瞬で通り過ぎるのか、という見る時間。
そして、紙面の一部なのか、スマートフォンの画面いっぱいなのか、という大きさです。この3つで、載せられることの量が決まります。
| 見る距離 | 手元で見るのか、離れたところから見るのか |
|---|---|
| 見る時間 | じっくり読むのか、一瞬で通り過ぎるのか |
| 大きさ | 紙面の一部か、スマホの画面いっぱいか |
この3つで、載せられることの量が決まる
紙の媒体のデザイン
紙の媒体から見てみましょう。広報誌の広告は、小さな枠に、見出しと一言、連絡先にしぼります。使える色の数が限られることもあります。チラシは、表で目にとめ、裏でくわしく伝えます。地図や料金表も載せられます。
看板は、会社名と一言だけにし、遠くからでも読める大きさにします。
| 広報誌の広告 | 小さな枠に、見出し、一言、連絡先。色の数が限られることも |
|---|---|
| チラシ | 表で目にとめ、裏でくわしく。地図や料金表も載せられる |
| 看板 | 会社名と一言だけ。遠くからでも読める大きさ |
Webの媒体のデザイン
Webの媒体も見てみましょう。バナー広告はとても小さいので、言葉は短く、会社名と、押したくなる一言にします。SNS広告は、スマートフォンの縦長の画面で見られます。最初の一瞬で目にとまる写真を選びます。
動画広告は、最初の数秒で、誰に向けたものかを伝えます。音を出さずに見る人も多いので、字幕を入れましょう。
| バナー広告 | とても小さい。言葉は短く、会社名と押したくなる一言 |
|---|---|
| SNS広告 | スマホの縦長の画面。最初の一瞬で目にとまる写真 |
| 動画広告 | 最初の数秒で、誰に向けたものかを伝える。音なしでも分かるように |
印刷物を入稿するときの基本
印刷物を入稿するときは、基本のきまりがあります。印刷用の色の形式で作ること。印刷に十分な細かさの画像を使うこと。紙の端まで色がある場合は、外側まで少し広げて作ることです。
そして、大きさやファイルの形式、締め切りは、媒体ごとに違うので、必ず確かめましょう。
| 色の形式 | 印刷用の色の形式で作る。画面の色と少し違って見える |
|---|---|
| 写真の細かさ | 印刷に十分な細かさの画像を使う |
| 塗り足し | 紙の端まで色がある場合は、外側まで少し広げて作る |
| 媒体の決まり | 大きさ、ファイルの形式、締め切りを媒体ごとに確かめる |
まとめ
- 見る距離、見る時間、大きさで、載せられる量が決まる
- 紙もWebも、媒体ごとに伝えることの量を変える
- 入稿のきまりは、媒体ごとに必ず確かめる
入稿で確かめたい用語
| CMYK | 印刷で使う色の形式。画面で使うRGBとは色の出方が違う |
|---|---|
| 解像度 | 画像の細かさ。印刷では一般に350dpi程度が目安とされる |
| 塗り足し | 断裁のずれに備えて、仕上がりの外側まで広げる部分。一般に3mmほど |
| アウトライン化 | 文字を図形に変えて、書体が置き換わらないようにすること |
よくある質問
一つのデザインを、いろいろな媒体に使い回してもいいですか。
色やロゴ、言葉づかいはそろえたほうが良いのですが、レイアウトと載せる量は媒体ごとに変えることをおすすめします。特に、紙のチラシをそのままSNSやバナーに使うと、文字が小さすぎて読めないことがあります。
入稿のデータの作り方が分かりません。
媒体の担当者が、入稿のきまりをまとめた資料を用意していることがほとんどです。当社に制作をご依頼いただく場合は、媒体ごとのきまりに合わせてお作りします。
目的とご予算を伺い、媒体選びからデザイン、効果の確かめ方までご提案します。今の広告物の無料簡易診断も承ります。
