ホームページ改善ガイド|管理会社の変更

ホームページの引き継ぎガイド
制作会社と連絡が取れないときの進め方

制作会社と連絡が取れない、担当者が退職した、管理を別の会社に移したい。そんなときに確かめたい情報と、引き継ぎの進め方をまとめました。

動画の長さ:約3分 / 最終確認日:2026年10月12日

約3分の動画で要点をご紹介しています。音が出せない環境では、字幕をオンにしてご覧ください。くわしい内容は、このページの文章でご確認いただけます。

まず知っておきたいこと

制作会社と連絡が取れなくなっても、ホームページがすぐに見られなくなることは多くありません。ホームページは、ドメイン(ホームページやメールの住所)とサーバー(データを置く場所)の契約が続いている限り、表示され続けるからです。

注意が必要なのは「期限」です。ドメイン、サーバー、SSL証明書には有効期限があり、更新されないと、ある日突然ホームページやメールが使えなくなることがあります。まずは、それぞれの期限がいつなのかを確かめることから始めましょう。

引き継ぎに必要な5つの情報

管理を別の会社に移すときに必要になるのは、次の5つです。すべてそろっていなくても、手がかりがあれば進められることがあります。

情報何のためのものか確かめたいこと
ドメインホームページやメールのアドレスに使う、インターネット上の住所名義(誰の名前で登録されているか)、契約している会社、更新の期限
サーバーホームページのデータを置いておく場所名義、契約している会社とプラン、支払いの方法
管理画面WordPressなど、文章や写真を更新する画面ログインのアドレス、ID、パスワード
ファイルの置き場への接続情報サーバーにデータを出し入れするための情報(FTPなど)接続先、ID、パスワード
メール同じドメインでメールを使っている場合の設定どのサーバーでメールを使っているか、アカウントの一覧

手がかりの探し方

契約書や発注書

制作時の契約書には、ドメインやサーバーの扱い、制作物の権利、保守の内容が書かれていることがあります。

請求書や引き落としの明細

ドメインやサーバーの費用を誰が、どこに支払っているかが分かります。御社が直接支払っていれば、御社名義の可能性があります。

昔のメール

公開時や更新時のメールに、管理画面のアドレスやログイン情報、サーバー会社からの通知が残っていることがあります。「ドメイン」「サーバー」「更新」などで検索してみてください。

ドメインの公開情報

「.jp」で終わるドメインは、JPRSのWhoisで登録の情報や期限を調べられます。ドメインの種類や登録の仕方によっては、登録者の情報が表示されない場合もあります。

状況別の進め方

A制作会社と連絡が取れる場合

管理を移したいことを伝え、上の5つの情報を引き渡してもらいます。名義が制作会社になっている場合は、名義の変更や移管の手続きもあわせて依頼します。引き渡しの範囲や費用は、契約の内容によって異なります。

B連絡が取れない、または廃業した場合

手がかりから、名義と契約先を順にたどります。御社名義であれば、契約先の会社に御社から問い合わせることで、ログイン情報の再発行などを進められることがあります。期限が近いものから優先して確かめます。

C名義が制作会社になっている場合

ドメインやサーバーを御社に移すには、多くの場合、名義人の協力が必要です。連絡が取れない場合の手続きは、契約先の会社によって異なるため、契約先に確認しながら進めます。

権利についての注意

ホームページのデザインや文章、プログラムには、著作権などの権利があります。一般的には、契約で特に取り決めがない場合、権利は制作した側に残るとされています。そのため、別の会社でサイトを直したり作りかえたりしてよいかは、制作時の契約の内容によって変わります。

このページは一般的な注意点の説明です。実際の扱いは、制作時の契約書をご確認ください。判断が難しい場合は、前の制作会社や、弁護士などの専門家にご相談ください。

ウィットでの引き継ぎ(事前調査)

他の制作会社が作ったサイトの保守・運用をお引き受けする前に、当社の制作部門が「事前調査」を行います。管理画面やサーバーの状態を内側まで確かめ、引き受けられるか、引き受ける前にどんな作業が必要かをご報告します。

項目内容
調べる内容管理画面やプラグインの版と更新できる状態か、サーバーの環境、ドメインとサーバーの名義・契約先・期限、ログイン情報の所在、バックアップの有無、改ざんや不審なファイルの有無、表示の不具合
料金10ページまで30,000円(税抜)。それ以上は個別にお見積もりします
無料になる場合調査と同時に保守契約などをお申し込みいただいた場合。またはご報告から1か月以内にお申し込みいただいた場合(調査費を初回の保守料金から差し引きます)
期間の目安ログイン情報などをお預かりしてから、10営業日程度
進め方前の制作会社からの情報の引き継ぎは、お客様を通じて行います。当社から前の制作会社へ直接ご連絡することはありません
含まれないもの見つかった不具合の修正作業、専門的なセキュリティ診断、掲載内容の法令チェック

調査の結果によっては、お引き受けできない場合があります。その場合も、確かめた内容はご報告します。

同じことを繰り返さないために

引き継ぎで困る原因の多くは、名義やログイン情報が制作会社にしかないことです。当社では、新しく取得するドメインやサーバーは原則としてお客様の名義で契約し、管理を代行する場合もログイン情報をお客様にお渡しします。制作物の扱いや、解約するときのデータの受け渡しも、ご契約の前にご説明します。

引き継ぎチェックリスト

印刷して、社内の確認にお使いください。

  • ドメインの名義、契約している会社、更新の期限が分かる
  • サーバーの名義、契約している会社、プラン、支払い方法が分かる
  • SSL証明書の期限が分かる
  • 管理画面のログインのアドレス、ID、パスワードが分かる
  • ファイルの置き場への接続情報(FTPなど)が分かる
  • 同じドメインで使っているメールのアカウントが分かる
  • 制作時の契約書や発注書が手元にある
  • アクセス解析(GA4)やGoogleビジネスプロフィールの管理者が分かる
  • 最新のバックアップがある、または取れる状態になっている

引き継ぎのご相談は、事前調査から

どこから手をつければよいか分からない段階でも、ご相談いただけます。今わかっている情報をもとに、進め方をご説明します。

診断で確かめる12の項目と、結果シートの見本を見る

  • 制作・管理したサイト80件以上
  • 全国対応
  • お打ち合わせはオンライン

よくある質問

前の制作会社に連絡しないまま、管理を移せますか。

ドメインやサーバーがお客様の名義で、ログイン情報が分かっていれば、移せる場合が多くあります。ただし、前の制作会社との契約で取り決めがあることもあるため、契約書をご確認ください。当社から前の制作会社へ直接ご連絡することはなく、必要なやり取りはお客様を通じて行います。

引き継ぎの間、ホームページやメールは止まりますか。

名義や情報がそろっていれば、表示を止めずに引き継げることがほとんどです。同じドメインでメールを使っている場合は、サーバーを移すときの設定によって影響が出ることがあるため、切り替えの手順と日時を事前に決めて進めます。

検索の順位は下がりませんか。

ホームページのアドレスを変えずに引き継ぐ場合、順位への影響は出にくいとされています。アドレスが変わる場合は、古いアドレスから新しいアドレスへの転送を設定します。

WordPressで作られていないサイトでも引き継げますか。

はい。HTMLで作られたサイトや、ほかの仕組みで作られたサイトも、事前調査で状態を確かめたうえでお引き受けを検討します。

名義が前の制作会社になっていたら、どうなりますか。

ドメインやサーバーの名義をお客様に変える、または移す手続きが必要です。名義人の協力が必要になる手続きもあるため、まずは契約書や請求書をもとに状況を整理します。

ホームページ改善ガイドの一覧へ / ホームページ制作・運用のページへ