給与の書き方のきまり
求人の給与は、求職者が必ず比べる部分です。そのため、誤解を招かないように、書き方のきまりがあります。このページでは、固定残業代を含める場合の示し方、試用期間中の条件、手当の書き方など、基本をご紹介します。
動画で要点をご紹介しています。音が出せない環境では、字幕をオンにしてご覧ください。くわしい内容は、このページの文章でご確認いただけます。
固定残業代を含めるときに示すこと
給与に、あらかじめ一定時間分の残業代を含める場合を、固定残業代と呼びます。この場合は、固定残業代を除いた基本給の額、固定残業代の金額、それが何時間分の残業にあたるかを示します。そして、その時間を超えた分は追加で払うことも、はっきり書きます。
手当の名前が違っても、実際に残業代にあたるものは同じように示す必要があります。
| 基本給 | 固定残業代を除いた、基本の給与の額 |
|---|---|
| 固定残業代の額 | 固定残業代として払う金額 |
| 時間数 | その金額が、何時間分の残業にあたるか |
| 超えた分 | 超えた時間の分は、追加で払うこと |
試用期間と手当の書き方
試用期間がある場合は、その期間と、期間中の給与や条件が違うなら、その内容を書きます。手当は、誰にでも付くものか、条件があるものかを分けて書きます。条件付きの手当を含めた額だけを大きく書くと、誤解を招きます。月給の場合も、時給にしたときに、地域の最低賃金を下回らないかを確かめましょう。
| 試用期間 | 期間と、その間の給与や条件が違うなら、その内容 |
|---|---|
| 手当 | 誰にでも付く手当か、条件がある手当かを分ける |
| 最低賃金 | 時給にしたときに、地域の最低賃金を下回らないか |
誤解を招きやすい書き方
誤解を招きやすい書き方もあります。一部の人の高い収入を、誰でもそうなるように書くこと。月給の幅が広すぎて、実際にいくらになるのかが分からないこと。
そして、給与を改定したあとも、古い額が求人に残っていることです。
| 高い例だけ | 一部の人の高い収入を、誰でもそうなるように書く |
|---|---|
| 幅が広すぎる | 月給の幅が広すぎて、実際がいくらか分からない |
| 古いまま | 給与の改定のあとも、古い額が残っている |
まとめ
- 固定残業代は、基本給、額、時間数、超えた分の支払いを示す
- 試用期間の条件、手当の条件、最低賃金を確かめる
- 高い例だけ、広すぎる幅、古い額に注意
よくある質問
みなし残業と固定残業代は違いますか。
呼び方はいろいろありますが、あらかじめ一定時間分の残業代を給与に含める点は同じです。どの呼び方でも、金額と時間数、超えた分の支払いを示す必要があります。
給与の幅は、どのくらいならいいですか。
決まった基準はありませんが、求職者が自分ならいくらになるかを想像できる程度にします。経験や資格で変わる場合は、その目安を書くと分かりやすくなります。
参考にした情報
法令や指針は改正されることがあります。実際の求人と選考では、最新の情報を労働局やハローワークなどでご確認ください。
欲しい人と採用の時期を伺い、求人媒体の選び方から、求人原稿、採用ページまでご提案します。
