ホームページ改善ガイド 13|安全面
御社の名前で詐欺メールが送られる?:なりすまし対策
このページでは、御社の名前をかたった詐欺メール(なりすましメール)を防ぐための設定について解説します。設定がない場合に誰が被害を受けるのか、対策の考え方がわかります。
音が出せない環境では、字幕をオンにしてご覧ください。動画の内容は、このページの文章でもご確認いただけます。
この動画の要点
- なりすましメールは、取引先やお客様を狙う
- SPFとDMARCで、送信元を証明できる
- 設定は段階的に行い、届いた報告で確かめる
こんな状態なら、当てはまるかもしれません
- 自社のドメインでメールを送っているが、SPFやDMARCを知らない
- 取引先から「御社名のあやしいメールが届いた」と言われたことがある
- 送ったメールが、相手の迷惑メールに入ってしまうことがある
- メールの設定を、誰が管理しているか分からない
ひとつでも当てはまる場合は、一度確かめておくと安心です。
そもそも何か
なりすましメールとは
本物の会社のメールアドレスをかたって送られる、偽のメール
よくある手口
振込先の変更の連絡や、偽のログイン画面への誘導
被害を受けるのは
御社の取引先や、お客様
例えるなら、御社の名前入りの封筒を勝手に使われるようなもの
何が起きているか
送信元を証明する設定がない
SPF
御社のメールを、どのサーバーから送るかを登録する
DMARC
証明できないメールの扱いを、受け取る側に伝える
設定はドメインの公開情報なので、外からでも確認できます
なぜ問題なのか
取引先の被害が、信用を損なう
取引先の金銭被害
偽の振込先に入金してしまう恐れ
会社の信用低下
御社の名前で起きた被害と受け止められる
本物も届きにくく
証明できないメールは迷惑メール扱いされやすい
Gmailは2024年2月から、1日5000通以上を送る送信者にこれらの設定を求めています
もう少し詳しく
SPFとDMARCの役割
SPFは、御社のメールをどのサーバーから送るかを登録しておく設定です。DMARCは、証明できないメールが届いたときに、受け取る側にどう扱ってほしいかを伝える設定です。どちらもドメインの公開情報として設定するため、外からでも有無を確認できます。
段階的に設定するのが安全
いきなり厳しい設定にすると、本物のメールまで届かなくなることがあります。まずは届いた状況の報告を受け取る設定から始め、様子を見ながら段階的に強めていくのが安全です。
自社サイトで確かめる方法
Gmailのアカウントをお持ちなら、次の方法で確かめられます。
- 1自社のメールアドレスから、Gmailのアドレスへメールを1通送る
- 2Gmailで届いたメールを開き、右上の「︙」から「メッセージのソースを表示」を選ぶ
- 3表示された画面で、SPFとDMARCの欄が「PASS」になっているかを見る
「FAIL」や表示がない場合は、設定が足りていない可能性があります。
どう直せるか
確かめて、設定して、見守る
- 1 確かめる今の設定と、メールを送る仕組みを洗い出す
- 2 設定するSPFとDMARCを、段階的に設定する
- 3 見守る届いた報告を見ながら、設定を強めていく
サイトを作り直さなくても、設定の見直しで対応できるケースが多くあります
よくある質問
大量にメールを送っていない会社にも必要ですか。
大手のメールサービスの厳しい基準は大量送信者が対象ですが、なりすましの被害は会社の規模に関係なく起きます。取引先を守るためにも設定をおすすめします。
設定すると、今のメールが届かなくなりませんか。
送信に使っているサービスを洗い出してから段階的に設定するため、本物のメールが届かなくなることを避けながら進められます。
ホームページとは関係ない設定ですか。
メールの設定ですが、ホームページと同じドメインの管理画面で行うことが多いため、サイトの保守とあわせて対応できます。
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参考にした情報
このページの内容は、2026年10月12日時点の情報にもとづいています。